丸岡城

まるおかじょう

丸岡城

baku13 / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Maruoka_Castle_20100529-01.jpg / CC BY-SA 2.1 Japan

丸岡城|「最古」の伝説より面白い。丸岡城が地震から蘇った、現存天守の再建劇

福井県にある丸岡城は、江戸時代以前から現存する「現存十二天守」のひとつに数えられる貴重なお城です。一見するとこぢんまりとした古いお城ですが、屋根の瓦がすべて「石」で作られている全国でも珍しい特徴を持っています。 雪国ならではの独自の建築や、城のふもとに伝わる悲しい伝説、そして有名な「日本一短い手紙」にまつわるエピソードをご紹介します。

基本情報

名称
丸岡城(まるおかじょう)
読み
まるおかじょう
別名
霞ヶ城(かすみがじょう)
所在地
福井県坂井市丸岡町霞町
築城時期
天正4年(1576年)
築城者
柴田勝豊
現在の城郭
寛永年間(1624〜1643年)に整備
文化財・指定
国指定重要文化財
名前
丸岡城
屋根瓦が全部「石」!雪国ならではの超重量級アイディア

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屋根瓦が全部「石」!雪国ならではの超重量級アイディア

丸岡城の天守を見上げると、屋根瓦が普通の粘土ではなく、青緑色をした「石」で作られていることに気づきます。これは地元で採れる「笏谷石(しゃくだにいし)」という特別な石で作られた瓦です。 福井の厳しい冬の寒さでは、普通の素焼きの瓦だと中に染み込んだ水分が凍って割れてしまいます。そこで、寒さに強く割れにくい石の瓦を採用したのです。 石の瓦は1枚の重さが約20〜60キロもあり、屋根全体で約120トンもの猛烈な重さになります。これを支えるために、お城の柱も特別に太く頑丈に作られています。

春の雨は彼女の涙…約束を破られた「人柱・お静」の悲劇

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春の雨は彼女の涙…約束を破られた「人柱・お静」の悲劇

築城の際、石垣が何度積んでも崩れてしまうため、「人柱」を立てることになりました。選ばれたのは、片目で貧しい寡婦の「お静」です。彼女は「息子を武士にしてくれるなら」という条件で自ら命を絶ち、人柱として土に埋められました。 おかげで城は完成しましたが、直後に城主が別の国へ異動になり、息子を武士にする約束は反故にされてしまいます。それ以来、春の藻刈りの季節になると春雨で堀の水があふれ、人々は「約束を破られたお静の無念の涙だ」と恐れ、「お静の涙雨」と呼んで彼女を慰めました。

「一筆啓上 火の用心…」日本一短い手紙に登場する赤ん坊の正体

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「一筆啓上 火の用心…」日本一短い手紙に登場する赤ん坊の正体

「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」。これは徳川家康の家臣・本多重次が、長篠の戦いの陣中から妻へ宛てて書いた手紙です。 無駄を省いた究極の業務連絡として「日本一短い手紙」と呼ばれていますが、実はこの文中の「お仙」という赤ん坊こそ、後に丸岡城の城主となる本多成重(ほんだ なりしげ)なのです。 父親の簡潔すぎる愛情を受けて育ったお仙は、立派な武将へと成長し丸岡城を治めました。現在、丸岡城のふもとにはこの手紙の石碑が建ち、全国から短い手紙を募集するコンクールの発祥地にもなっています。

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