01
少女時代に経験した「二度の落城」
「ヒステリックな悪女」として描かれることが多い淀殿ですが、彼女の幼少期は悲惨です。7歳の時、父(浅井長政)が織田信長に攻め滅ぼされて小谷城が落城。さらに14歳の時、養父(柴田勝家)と母(お市)が豊臣秀吉に攻められ、越前北ノ庄城で自害します。少女時代に二度も、炎に包まれる城から命からがら逃げ出すという強烈なトラウマを負っているのです。


よどぎみ
淀君
浅井長政を父に、織田信長の妹・お市を母に持つ戦国最高のサラブレッド。しかし彼女の人生は、愛する家族と城を三度も奪われるという過酷すぎるものだった。
01
「ヒステリックな悪女」として描かれることが多い淀殿ですが、彼女の幼少期は悲惨です。7歳の時、父(浅井長政)が織田信長に攻め滅ぼされて小谷城が落城。さらに14歳の時、養父(柴田勝家)と母(お市)が豊臣秀吉に攻められ、越前北ノ庄城で自害します。少女時代に二度も、炎に包まれる城から命からがら逃げ出すという強烈なトラウマを負っているのです。

02
両親の仇とも言える秀吉の側室となった彼女ですが、秀吉の念願であった跡継ぎ(鶴松、のちの秀頼)を立て続けに出産したことで、豊臣家の中で絶対的な権力を握るようになります。彼女が秀頼を溺愛し、徳川家康に強硬な態度を取り続けたのは、「今度こそ自分の城と家族を守り抜く」という、過去の落城経験からの強烈な防衛本能だったとも推測されています。

03
最終的に大坂夏の陣で三度目の落城を迎え、秀頼と共に自害した彼女。実は生前、彼女が「淀君」と呼ばれた記録はありません。「君」という呼び方は、江戸時代に入ってから(遊女などを指すニュアンスを含めて)徳川幕府側が「豊臣を滅ぼした悪女」というイメージを世間に植え付けるために意図的に広めたプロパガンダ(フェイク)だとする説が有力です。

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